電力小売り自由化に向け、顧客獲得競争が本格化してきた。新規参入企業(新電力)が相次いで料金プランを公表している一方で、最大市場の首都圏を独占してきた東電も最大5%安くなるプランを策定した。

 昨年末に電気料金プランを発表した新電力の東京ガスは、都市ガスとのセット契約で毎月250円を割り引く。提携するインターネット接続事業者のネット契約セットでは、割引額は合計で2万円を超える。東燃ゼネラルは東電よりも最大6%安くするほか、ジュピターテレコムは大手電力よりも10%割引く。

 大手電力や新電力の電気は、品質面での差別化が難しく各社はセット販売やポイント付加などの新サービスで顧客獲得を目指している。この中、JALは新電力と提携し電気料金を払うとマイルが貯まるサービスを4月から始めることを明らかにした。

 攻勢を受ける東電は、電気使用量が多い家庭向けに3月末までの2年契約で、ポイント付与を含めて月額1万9100円となるプランを設定(一戸建て4人家族)。現行に比べ2年間で約2万9300円の節約ができる。